夏場は海水浴、秋冬はサーフィンや散歩コースとして通年楽しめる新宮海水浴

福岡市内からアクセスも良い新宮海水浴場、夏だけではなく、秋冬はサーフィンも楽しめる。

総合評価 ★★★☆☆

福岡市のすぐお隣、糟屋郡新宮町にある新宮海水浴場。
漁港のある小さな岬から古賀市まで続く長い砂浜と、海岸線に沿って生い茂る「楯の松原」の景観が美しい海水浴場である。

福岡市の中心部から公共の交通機関を利用して1時間弱で来れる気軽さもあって、海水浴やマリンスポーツ・自然散策を楽しむ人で賑わう。

海岸沿いに寄り添う様に続く楯の松原は、江戸時代の中期頃、強く吹き付ける海風や砂から農作物を守る為に、福岡藩によって植えられた歴史のある松林。
近隣には住宅地も多いため、住人の癒しの散歩コースとしても親しまれている。
地域のボランティア団体の活動によって、松林の保護が取り組まれているので、マナーを守って自然を満喫して欲しい。

ビーチ左岸の沖合いに波除けのテトラポットが設置してあり、夏場の海面は穏やかな上「新宮ライフセービングクラブ」というボランティア団体が監視してくれているので、安心して海水浴を楽しめる。

もともと外海に面した海岸なので、秋から冬の北風によるウネリが入りやすい人気のサーフポイントでもある。
近隣の三苫サーフポイント・志賀島サーフポイントは、風が強くなりすぎるとウネリがスープ(白い泡波)になりやすく、沖へのパドルアウトが難しくなり、波は高くともサーフィン不可能なコンディションになりやすい。

 

新宮サーフポイントはその様な風の強いコンディションの日でも、左岸のテトラポットがスープの波を選別してくれるため、ウネリで波が入りやすく、その波を狙ってサーファーが集中的に訪れるポイントとなっている。真冬の寒空の下、ウェットスーツを来て波待ちをする、サーファーの大群の異様な光景が観測出来る、貴重なスポットである。

夏場は波も穏やかな日が多い福岡の海だが、新宮海水浴場の様に、外海に面した海水浴場で多少波がある時は「離岸流(りがんりゅう)」に注意したい。

離岸流は、岸辺に押し寄せた波・海水が、沖に戻ろうとする事で、沖に向かって流れが発生すること。見た目では分かりにくいが、波と波の切れ間に沖に向けて流れが発生する。もし、沖に流されてると感じる事があれば、岸に向かって泳ぐのではなく、流れに対して横方向に泳ぐと、流れから外れて岸に戻りやすい。沖に向かう流れに乗ったまま、岸に向かって泳ぐのは、川の流れに逆流して泳ぐようなものなので、体力の消耗が激しい。流れに逆らわず落ち着いて対処すれば事故は回避できる。

安全に気を配って、楽しい海水浴を満喫したいところである。

夏場の花火などの放置ゴミが残念

福岡市からのアクセスの良さもあって、多くの人が気軽に訪れる事が出来る新宮海水浴場。

ここからは、マナーを大事にビーチを使いたいものである。

水辺を散歩したくなった時に訪れる場所の一つではあるが、夏場の利用客による放置ゴミが目立つのが残念な事実である。
そもそも海辺で花火をするという感覚がない私からすると、ゴミを持ち帰らないという行為は考えられない。

花火のゴミだけでなく、タバコの吸い殻やペットボトルなどの放置も見受けられ、福岡市民として恥ずかしい気持ちにさせられるのは無念でしかたがない。

定期的に新宮ライフセービングクラブや地域住民の方々によって、ビーチクリーンが行なわれており、それらの方々の好意のおかげで周辺の自然が保たれている。

そもそも福岡市は、今だに殆どのコンビニエンスストアの前に灰皿が設置してあり、他の政令指定都市と比べて喫煙や放置ゴミへの考え方に遅れをとっている。

 

灰皿があるのに目の前にタバコの吸い殻が落ちている始末なので、そういう行為に思い当たる節がある人は、是非自宅の内外でも同じ事を実行することをオススメしたい。

 

地元の人が愛する海岸線に限らず、マナーが行き届いた綺麗な街「福岡」になって欲しいと考えさせられる現状がある。

みんなの力で福岡のビーチをきれいにしましょう。

所在地・アクセス

所在地:福岡県福岡県糟屋郡新宮町下府

アクセス:(自家用車の場合) 福岡都市高速 香椎東出口から約15分、九州自動車道 古賀ICから約15分。

(公共交通機関を利用の場合) 西鉄貝塚線 貝塚駅から徒歩5分。