醤油ベースの本格もつ鍋スープを堪能出来るうどん

福岡市内のなかでも、より多くの自然が残る早良区。

泰然と聳える飯森山の麓には、まだ田園風景が広く残っており、静穏な風景が心を和ませてくれる。

飯盛山から田畑を抜けた県道沿いにある「こまどりうどん 田村店」はローカルに愛されるうどん店だ。

木造戸建の100%和風な店内はテーブル・カウンター・座敷で構成されており、席を数えるのも面倒くさくなるほど広く、軽く80席はありそう。

その広々とした店内でも、ピークタイムには客でごった返すのだから、人気の程がうかがえる。

メニューは他に漏れず、かけうどん ~ 鍋焼きうどんまで、定番の博多のうどんが堪能出来る。

定番とは別に、「もつうどん」「トンチンメン(和風ラーメン)」「うどんチャン(チャンポンスープのうどん)」と言った他では味わえない独自の人気メニューも多い。

その中でもオススメしたいのが「もつうどん 710円」である。

近くに某有名もつ鍋店があるにも関わらず、「こまどりうどんのもつ鍋の味」を全面に押し出している感じは、自信と度胸があって成せる技と思われるし、実際に旨い。

醤油ベースのスープは、もつの旨味と良く利いた出汁の濃厚な味わいで、ニラの香りとニンニクのコクが異常に食欲をそそる。

自家製のもちもちのうどん麺が、コクのあるスープを吸って、幸せを口の中に運んでくるので、即完食は免れない。

腹具合に余裕があるならば、定食 820円(ごはん・みそ汁付き)を注文して、麺がなくなったあとのスープに、ごはんをダイブさせると(少し下品かもしれないが…)、二度目の幸せが口の中にやってくるシステム。

ただし、単品でも十分なボリュームなので、空腹加減と食欲を十分考慮してトライして欲しい。

ちなみに「もつ煮込みうどん」というメニューもあるが、こちらはサッパリとした味わいで、全く別物なので、気分によってチャレンジしてみるのも悪くない。







【もちもち自家製麺は優しい味】

自家製うどん麺は、勿論博多独特のアレ。

コシは極めて控えめのもちもち麺で、出汁命の博多のうどんに良くあう麺なのだが、こまどりうどんの麺は、微かにすいとんの様な慎ましい小麦の旨さがあり、私はそれが非常に好きである。

うどんは「おぼろ昆布派」の私にとって、こまどりうどんの麺はトップクラスである事は間違いない。

おぼろ昆布にするか、もつうどんにするか、来店の度に毎回私を悩ませる名店である。

【お店の場所

「こまどりうどん 田村店」
住所:福岡市早良区田村1丁目11ー6(地下鉄次郎丸駅より徒歩20分)
電話:092-862-1098
営業時間:10:00~21:00
店休日:正月三が日