栗と餡の味のバランスが最高過ぎて、丼で食べたくなる程の絶品スイーツ

元祖鶏卵素麺 松屋は、江戸時代から300年以上つづく由緒正しい和菓子の老舗。

屋号の冠に堂々と「元祖鶏卵素麺」を謳ってあるのに大変恐縮なのではあるが、絶対的にオススメしたいのが「徑山(きんざん)」という栗羊羹である。

鶏卵素麺を差し置いてまでオススメしたい栗羊羹は、博多土産として知る人ぞ知る銘菓で、贈答用で購入するのであれば自分用も併せて購入しておかないと間違いなく後悔する程だ。

表面に金粉があしらってある豪勢な外観。食べやすいサイズに切ると、中にぎっしり詰った栗餡の香ばしさに食欲が加速してしまう。

栗のほくほくした食感を楽しめる香り高い栗餡は甘過ぎず、包む羊羹もまた甘さは控えめで、栗の素朴な味わいと羊羹の滑らかな甘味が口の中で一つになった時の多幸感は、他で味わえるものではない。

実際、土産として友人に持って行って1番の評価を得ているのは言うまでもなく「遊びに来なくても良いから徑山を送れ」と悲しい冗談を飛ばされるという実話があるほど。

福岡のお土産として友人に贈ると悲しい思いをしてしまうので、1人隠れて丸かじりしたくなる絶品スイーツが徑山である。

強い甘味と卵の風味が、熱いお茶とマリアージュする鶏卵素麺




やはり紹介しておきたいのが、日本三大銘菓の一つにあげられる「鶏卵素麺」

素麺と聞くと麺つゆにネギやミョウガを投入して、ずるるといただきたくなるが、鶏卵素麺は麺を束ねた様な形状の菓子。

原材料が卵黄と砂糖だけという、極めてシンプルな菓子で、強烈な甘味の後に来る卵黄のコクと風味が印象的である。

「砂糖のサクりとした歯触り→甘→甘→甘→コク→コク→やっぱり甘」と、とにかく甘いにコクが見え隠れする菓子なので、是非熱いお茶をセッティングしてから挑みたい。

お茶と合わせれば「甘→甘→甘→コク→コク→やっぱり甘→熱→苦→サッパリ→旨い」になる。

鶏卵素麺の甘味と、お茶の苦味で完成される味のバランスは正にベストマリアージュと言える。

正しい食べ方というのは聞いた事がないが、食べやすい大きさにカットするか、箸やフォークで崩しながら食べるのが私としてはベストで、やりたければ麺つゆに浸してもよし(自己責任)

甘味が非常に強い菓子なので賛否両論はあるものの、完璧なセッティングがあれば、誰もが感動と満足を味わえる伝統的菓子である。

記事作成:米俵 飯男

お店の場所

「元祖鶏卵素麺 松屋 中洲店」

住所:福岡市博多区中洲4丁目7ー13(地下鉄 中洲川端駅から徒歩1分)

電話:092ー409ー0648

営業時間:11:00~20:00

店休日:年中無休