今までのイメージを覆す「もつ煮込み」

福岡市の中心部から程近い場所にある住宅街「白金」エリアは、マンションや住宅が立ち並ぶ中、中心部近郊という事もあってか、飲食店も少なくない。

その白金に「日本一のホルモン」と、ひと際目立つ大きな看板を掲げてる店が「煮込み 白金店」

日本全国のホルモンを食べ歩いた訳でもないので、日本一なのかは解りかねるところではあるが、相当な自信がないとこの看板は出せない。

その大きな看板の袂にある「ホルモン」と書かれた赤提灯と、屋号が入った電光看板が、哀愁漂う雰囲気で佇む。

軒先から奥まった場所にある入り口から店内に入ると、オープンキッチンと広々としたカウンターがあり、その奥にテーブル席が続く、わりと広々とした作り。

木を基調とした店内は、一般的な居酒屋というイメージで、飾り気が無く落ち着く雰囲気。

表の看板や提灯にある通り「ホルモン」がベースのメニュー構成で、国産牛の新鮮なホルモンを、刺身・煮込み・焼き・鍋といった調理法で提供しており、その他一品料理や御飯ものも若干あるが、食事のメニューは少なめ。

飲食店での生肉提供の規定が厳しくなった昨今だが、やっぱり刺身は食べたいわけで、その中でもお勧めしたい「ハツ刺し」は、素人目に見ても鮮度の良いものを使用しているようだ。

厚めに切り分けられた、艶やかで真っ赤な牛ハツは、癖はさほどなく、ごま油と塩であっさりと食べられる。

メインはやはり店名の通り「もつ煮込み」

煮込み 白金店
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煮込み 白金店

個人の経験では「もつ煮込み = 甘辛い」と言ったイメージだが、同店のもつ煮込みに然程甘みはなく、シンプルな白味噌の塩気の後にホルモンの旨味が溢れ出す。具材はホルモンと豆腐だけで、ストレートにホルモンの旨味を吸った豆腐がジューシーでやみつきになる味わい。厳選された、新鮮で全く臭みのないホルモンを使用してるからこそ出来る調理法だと思われ、他では経験できない味わいが堪能出来る。

専門性の強いお店なので、御利用は計画的に

いまさら言うまでもなく「ホルモン専門店」なので、上記の通りホルモン主体のメニュー構成で、その他の食事のメニューは少ない。

脂ののった上質なホルモンが売りなだけに、食べ過ぎればもたれるし、一品料理のメニューは控えめなので、同店で食事をする以上、ホルモンからの逃げ道はない。

故に「お店選びに迷った」「そこまで空腹でもないが何となく入店」という様な利用動機の時の来店は避けたい。

あくまで「今日はホルモン!」というような気分の時に利用するのが、当然ながらベストであり、ホルモンを長く愛す秘訣だと思う。

どうしても専門性の強い店は、万民に受け入れられにくいところがあるが、こだわりと潔さに好感を感じる良店である。

お店の場所

「煮込み 白金店」
住所:福岡市中央区白金2丁目1-24(西鉄薬院駅より徒歩7分)
電話:092-521-2539
営業時間:18:00~3:00
店休日:不定休