自家製の黒蜜ごと飲み干したくなる葛きり

福岡県南部に位置する朝倉市秋月は、三方を山で囲まれた麓の城下町で、趣のある建造物が残る歴史的な街並み。

春は杉の馬場の桜並木、夏は山々の緑が心地よく、秋は秋月城跡の紅葉、冬は雪化粧の城下町。季節ごとに違う表情が楽しめ、通年多くの人々が足を運ぶ人気の観光スポットである。

秋月に立ち寄った際には、是非訪問しておきたい店が、約200年続く本葛製造専門店店廣久葛本舗だ。

100%天然国産の原料を使用して作られる本葛を求め、九州のみならず全国のファンが足繁く通う名店。

歴史を感じさせる外観の店構えには、存在感と重厚感があり期待感が増幅する。

店内にはいると、手前に多くの葛商品が並べられているお土産コーナー、奥には甘味処。

ここで絶対食べるべきは葛きりである。

お碗で供される葛きりは、塩漬けされた桜の花びらが添えてあり、朴訥とした静かな美にセンスを感じる。

猪口に入った自家製の黒蜜に葛きりを浸し一口。

ツルリとした食感と共に、黒蜜のコクのある旨味深い甘さが広がり、その後にくる葛きり独特の苦みと清涼感の余韻。

「完璧」という言葉がしっくりくる食べ物が他にどれくらいあるだろうか?と考えてしまう程の、完成された旨さがそこにある。

別皿で添えてある高菜漬けで箸休めして、再び葛きりを口に運べば、また同じ感動を味わえる。

本物の味に出会いたければ、是非足を運んで欲しい名店である。

お土産に最適な葛湯は、自宅用も忘れず購入するのが鉄則

葛根湯の主な原材料でもある葛は、薬効も栄養価も高く、健康意識の高い人に喜ばれる。

ましてや純国産の天然本葛を使用した廣久葛本舗の葛湯ともなれば、通も唸らせる程のセンスある土産である事は間違いない。

お土産として販売されている葛湯の味は5種類で、黒糖生姜味・生姜味・抹茶味・小豆味・甘み味と、なかなか悩ましいラインナップではあるが、生姜味・抹茶味・小豆味の組み合わせのミックスパックもあるので迷ったらそちらを購入すれば良い。

個人的には、黒糖生姜味1択だが、何気に小豆味の「おしるこ感覚」で楽しめる葛湯も捨て難く、面倒なので気になる物は全て購入するのが吉。




お土産はもちろんの事、自分用にも購入しておきたい本物の逸品揃いである。

お店の場所

「廣久葛本舗」

住所:福岡県朝倉市秋月532

電話:0946ー25ー0215

営業時間:葛商品販売 8:00~17:00

飲食・喫茶 10:00~16:30