レトロな雰囲気の門構えと海の家が、時の流れを緩やかにしてくれるメローな海水浴場

福岡市内で最西部にあたる大原海水浴場は、博多湾内にあるため外洋のウネリが届かず波も穏やかで、3Kmも続く長い砂浜と松原が自然豊かな景観。

小学校の社会科で出てくる、蒙古襲来でお馴染みの福岡市の文化財「元寇防塁」が残る歴史的な場所でもあるが、今や蒙古・高麗が攻めて来そうな物騒な空気は1ミリもなく、ただただ白く輝く砂浜と、雄大な松原が長閑な雰囲気を演出しており、心地よい場所である。

海岸線を西に続いていく糸島半島、海を隔てて遠くに浮かぶ能古島や志賀島が見渡せ、福岡市内でありながら、コンクリートジャングルからは隔離された癒しのスポットと言っていい。

白く長い砂浜、穏やかな水面、透き通った海水に反射した日光が、時間の流れを緩やかにしてくれる。海底は遠浅なので、家族連れでも安心して海水浴を楽しめる。

県道54号線沿いにある海水浴場の入り口には、大きく大原海水浴場の看板が掲げてあり、今の時代にはなかなかお目にかかれない昭和感ムンムンな書体の海の家の看板と、松の木のアーチがワクワク感を加速させる。

様々な様式の海の家が数件並ぶ中で、代表的な海の家「大原荘」は昔ながらのゴザ敷きの広間にテーブルが並ぶ至ってシンプルな造りで、余計なものがないだだっ広い空間は、海風をスムーズに受け入れて、心地よく快適に過ごせる。利用料金は、大人1500円、小学生1000円、小学生未満600円で、利用料金を払えば駐車場も無料で利用可能。有料の温水シャワー(300円)やトイレは勿論のこと、食事の提供、浮輪等の遊具の貸し出しもあるので、軽装で行ってもラクに楽しめるのがありがたい。

海水浴だけではなく、マリンスポーツもお盛んなスポットの様で、ウィンドサーフィンやスタンドアップパドルボードなどのマリンスポーツを楽しむ人も多く見受けられる。

内海なのでサーフィンが出来るウネリは届かない場所にあるが、海風を受けて広いビーチを颯爽と走るウインドサーファーの姿は、いかにも気持ち良さそうで、見ているだけでも爽快感がある。

BBQ施設もあり、団体や家族連れで楽しみやすい海水浴場

松原続く長閑な場所にある、大原海水浴場。

少し車を走らせればコンビニがあるものの、周辺に商業施設や飲食店は極めて少なく、凄く便利なエリアとは言い難いのだが、のどかな雰囲気が際立って、逆に良かったりする穴場的なスポットだ。

なので、海の家で提供されている食事に頼らないのであれば、食料・飲料の調達は近場でするより、市街地のスーパーなどで早めに準備しておくのがオススメ。

海沿いには有料でBBQが出来る施設(パーゴラ風のテント)があり、食材は海の家で用意してもらう事も可能だし、持ち込みもOK。


海水浴シーズンで多くの人で賑わっていても、砂浜が長く続いているのですし詰め感は無く、ゆったり楽しめるのが嬉しい。

海岸が長いだけあって、クラゲ侵入防止ネットの設置が見受けられないので、晩夏の海水浴を予定している方は、クラゲ対策も忘れずに。

大原海水浴場所在地・アクセス

所在地:福岡県福岡市西区今津

アクセス:(自家用車の場合)西九州自動車道 今宿I・Cから今宿新道を西へ進み、今宿大塚の信号から国道202に入り、ひたすら直進(今宿I・Cから約15分)

(公共交通機関を利用の場合) 地下鉄今宿駅下車→昭和バス 西浦行き乗車 大原海水浴場入口 下車
→徒歩1分


福岡市から車で1時間ほどなのでアクセスもしやすく、波も穏やかな海水浴場です!
海の家もあるので今年の夏の海開きにはぜひ!!

— 糸島へ行こう! (@itoshima_go) 2016年6月8日

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※海水浴や観光で人気のある糸島半島周辺の道路は混雑している事が多いので、帰宅時間や経路は計画的に!